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2018年6月28日
予防歯科

歯医者の定期検診は老後の後悔をなくす!値段・頻度は?

歯医者の定期検診は、「未来への投資」です。

つまり、60代以降のシニアといわれる年代を元気よく過ごせるかどうかと歯の健康状態は深く結びついているのです。

とはいえ、なにかと忙しい20代~30代の方には、あまりに先のことでピンと来ないせいか、歯医者の定期検診は優先順位が低いのも事実。

なかなか、通院のモチベーションを保てない方も多いです。

そこで今回は、歯医者の定期検診を受けることで発生する、健康・費用・美容のメリット・デメリットや検診にかかる値段・費用をわかりやすくまとめてみました!

もし、心のどこかで「歯を大切にしないとな......」と思っている方は、この記事を読んで定期検診に通う本当の意味を知ってくださいね。

老後の後悔トップ1は歯医者の定期検診に関係している!?
「歯がなくなっても入れ歯を作ればいいのに、歯医者の定期検診を受けないと老後は本当に困るの?」

そんな疑問に答えてくれる調査結果が、ビジネス誌「プレジデント」2012年11.12月号
に掲載されていました。

【シニア1000人調査「リタイア前にやるべきだった......」後悔トップ20の記事】

シニア1000人調査.jpg

※2012年プレジデントより

この記事は、55歳~74歳の定年退職をしたシニア1000人の方々に、「人生の後悔」をアンケート調査したものです。

健康分野では、なんと「歯の定期検診を受ければよかった」といった後悔が堂々の第1位を獲得しています。

これは、歯は痛むまで放置をして重症化をすると取り返しがつかず、老後の日常生活に様々な弊害がもたらされることを実感している方がどれだけ多いのかを裏付けるデータだといえるでしょう。

それでは次に、定期検診を受けずにお口の健康状態が悪化すると老後はどんなデメリットがあるかについて、具体的にご紹介していきます。

 

歯医者の定期検診を受けないと発生する三大デメリット

歯医者の定期検診を受ける習慣が無い方は、気づかないうちに虫歯や歯周状などが進行してしまうリスクが高いです。

その影響で、老後は以下のような3つのデメリットを受ける確率が高まります。

  1. 美味しく食べられるものが減る
    歯がなくなり代わりに入れ歯を入れたとしても、歯の本数は少なくなればなるほど、今までのように硬いものを美味しく食べるのが難しくなります。
    厚生労働省のデータによると、一般的に食事を美味しく感じられる本数は「20本以上」といわれています。(1本も歯を失っていない場合は、親知らずを除いて28本生えている)
    しかし、2016年時点の日本人の歯の平均残存数は70代で16.9本、80代では10.7本しかありません。
    やはり定期検診を受けずに、痛みや問題が出たときだけ歯医者に行くスタイルのままだと、老後の食事は楽しむ確率がどんどん減ってしまうといえるでしょう。
  2. 糖尿病などの病気のリスクが上がる
    年齢とともに歯の本数が減って咀嚼能力が低下したり歯周病が進行したりすると、全身の健康にも悪影響が出ることがわかっています。
    代表的なものでは以下のような疾患に罹る・重症化するリスクが高まります。

    ・狭心症・心筋梗塞
    ・脳梗塞
    ・糖尿病
    ・認知症
    ・肥満
    ・ガン
    ・骨粗鬆症

    どんなに長生きしても、健康寿命(健康上の問題がない状態で日常生活を送れる期間)が短くなってしまっては、心からの幸せは感じられないですよね。
    将来の健康のためにも、やはり定期検診を受けながら虫歯や歯周病の予防に努めた方が良いでしょう。
  3. 見た目や滑舌に自信がなくなる
    歯の本数が減ってしまったり、入れ歯によって滑舌が悪くなったりすると、笑顔でお話するのが億劫になってしまう方がいます。
    こういった老後のコミュニケーションにおける自信を損なわないためにも、定期検診によって歯を美しい状態に保つ努力が必要でしょう。
    特に、歯は見た目年齢(若々しさ)に大きく関係するので、美容が気になる方こそヘアケアやスキンケアと同じく、歯のケアにも力を入れることをオススメします。

 

歯医者の定期検診を受けるメリットは費用面でも大きい!

定期検診を受ける上で、検診費用がデメリットではないか?と感じる方も多くいます。

しかし、実は歯医者の定期検診を受けていると生涯にかかる医療費を減らせることが、愛知トヨタ関連健保組合の調査でわかったのです。

特に49歳以降の方は歯医者の定期検診を受けている人と受けていない人で、年間医療費に差がつきはじめ、65歳以降は以下のように年間医療費の差は顕著になっていきます。

歯医者の定期検診の有無年間医療費
受けていない 35万円
受けている 20万円以下

65歳以降の年間医療費のデータ(愛知トヨタ関連健保組合の調査より)

⇒その差は、なんと年間15万円以上!

年間15万円以上の医療費の差は、10年経てば150万円以上、20年経てば300万以上と長生きすればするほど損出が増えていきます。

その瞬間だけをみると定期検診に払う費用が惜しく感じますが、歯や全身的な健康を守りつつ生涯の医療費がお得になることを考えると、やはり歯医者の定期検診は受けたほうがメリットが大きいといえるでしょう。

 

歯医者の定期検診の値段・頻度の目安

歯医者の定期検診は健康保険が適用されるため、3割負担の方の場合は1回2,000円~3,000円程度で受けられます。
定期検診に通う頻度は、虫歯・歯周病リスクの高さやお口の環境などをチェックして、以下のように適切な間隔を患者さんにお伝えします。

お口の環境・リスク定期検診の頻度年間検診費※
良好 年2回(半年に一度) 年間6,000円程度
やや不良 年3回(4ヶ月に1回) 年間9,000円程度
不良 年4回(3ヶ月に1回) 年間12,000円程度

※3割負担の方の目安の検診費用です。お口の状態などによって、費用が変わる場合もあります。

 

歯医者の定期検診でしている6つのこと

歯医者の定期検診では、歯のプロフェッショナルによるお口の健康を守るための予防処置がメインです。
具体的には以下の6つを中心に、虫歯や歯周病などのお口の問題を早期発見・予防しながら、患者さんの歯の寿命をのばすお手伝いをしていきます。

  1. カウンセリング
    前回、受診した日から歯や歯肉などに痛みや違和感などの変化はないかといったことをお聞きします。
    もちろん問題があるかないかは、プロの目でもしっかりチェックしていきますが、患者さんご自身の違和感やご要望・質問なども伝えていただけると、より細かなチェックや施術が可能です。
    「こんなことを聞いてもいいのかな?」と思う些細なことでも大丈夫です!なんでも相談してくださいね。

  2. 虫歯の有無をチェック
    基本的に、初期の虫歯は自覚症状が少なく患者さんご自身で気づくのは難しいです。そのため、定期的にプロの目でお口の中に虫歯がないかをチェックする必要があります。
    もし初期の虫歯であれば、削らずにクリーニングやフッ素(歯質強化などができる成分)などで虫歯の進行を食い止めて現状維持をすることも可能です。
  3. 歯ぐき(歯周病)の状態のチェック
    歯周ポケット(歯と歯茎の溝)の深さを検査をして、歯肉の炎症・出血・歯の揺れなどを診ながら、歯周病かどうかを判断します。(場合によっては、レントゲンをとってチェックすることも)
    歯周病は、サイレントディジーズ(静かなる病気)と表現されるほど、酷くなるまで自覚症状の出にくい病気です。
    日本人の歯を失う原因第1位が歯周病であることを考えても、定期的な検診でプロのチェックを受けることは大切だといえるでしょう。
  4. 治療をした歯や入れ歯のチェック
    一度治療をした歯でも、お口の環境状態や噛み合わせなどの問題で、再度虫歯になるリスクがあります。
    また、入れ歯のように完全に人工の歯であっても、経年劣化や歯ぐきの退縮などに合わせて調整が必要になるのです。
    そのため、治療が全て終了した歯も、定期検診では健康な歯と同じように細かく状態をチェックしていきます。
  5. ブラッシングのチェック、指導
    歯の寿命をのばすためには、プロによる定期的なクリーニングやチェックの他に、お家でのセルフケアも重要になります。

    ・普段のブラッシングで磨き残しの多い部位はないか?
    ・磨き方は間違えていないか?
    ・どの部分を重点的に磨いたほうがよいか
    ・どういった歯ブラシや歯磨き粉を使ったほうがよいか

    など、ご自分では判断がつきにくい内容を虫歯や歯周病の状態をチェックした上で、プロの目線から患者さんにお伝えしていきます。
    「奥歯がうまく磨けない」「どんな歯ブラシを使ったら良いのかわからない」など、自宅でのセルフケアにお悩みの場合は、お口の清掃のプロである歯科衛生士にご相談くださいね!
  6. 歯垢・歯石をとる(クリーニング)
    ご自宅の歯みがきだけでは取り切れない汚れを、歯科専門の器具をつかって取り除いていくのが歯医者のクリーニングです。
    特に、虫歯や歯周病などの原因菌である「バイオフィルム」は、ネバネバとした膜をつくっており、患者さんご自身のブラッシングだけで落とすのは難しいです。
    バイオフィルムは3-4ヶ月かけて、成長してしまうといわれているので、定期的な歯医者のクリーニングで除去するようにしましょう。

歯医者の定期検診は効果をすぐに実感できるものではなく、年間の検診費用だけをみると「ちょっと高いな......」と感じるかもしれません。

しかし、長い目で見れば、食事の満足度・健康・美容・生涯医療費と人生におけるプラスは非常に大きいです。

症状が出にくいお口の健康はついつい後回しにしがちですが、放置しておくと取り返しがつかないほど虫歯や歯周病が悪化してしまうケースも大いにあります。

人生の先輩といえるシニア層の方々は、実際に定期検診に行かず後悔を抱えている方も多いです。

あなたの未来をより充実したものにするためにも、歯医者の定期検診ヘ行く時間をつくってみてくださいね!