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2018年6月 1日
虫歯

妊娠中は歯医者へ行ったほうが良い4つの理由!べストな時期は?

「妊娠中に歯医者に行っても大丈夫かな?」「妊娠しているのに治療はできるの!?」
出産後、忙しくなるのを見越して「歯医者に行こう」とは思うものの、妊娠中の体で歯医者に行くのを不安に思う患者さんは多いです。

しかし、母体の健康や赤ちゃんのことを考えると、むしろ「妊娠中だからこそ歯医者に来てください」と言わざるえません。
なぜなら、妊婦さんは妊娠期特有の体調の変化により、虫歯や歯周病のリスクが上がってしまうからです。

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妊娠中は歯医者に行った方が良い4つの理由

歯科医師として働くわたしが「妊娠中もできるだけ歯医者に通ってくださいね」とお伝えする理由は、大きく分けて4つあります。

  1. 虫歯のリスクが高い状態になるため
    妊娠中は、唾液の粘性が高まりお口の中をキレイに保つための機能が低下します。
    また、つわりによる食生活の変化や歯みがきができないことによるお口の環境の悪化、食事回数が増えることなどにより、著しく虫歯のリスクが高まるのです。
    こういった影響から、妊婦さんはホームケアのみで衛生的なお口の環境を整えるのが難しくなっています。
    歯のプロによるサポートを受けて、虫歯対策に力を入れましょう!
  2. 歯周病によって、早産・低体重児のリスクが7倍になるため
    妊娠中は、女性ホルモンが増加する影響で「妊娠性歯肉炎(妊娠時の歯周病)」にかかりやすくなります。
    主な症状は、歯肉の腫れや出血なので我慢できると思う方もいるかもしれませんが、放置するのは危険です!
    なぜなら、日本臨床歯周病学会の発表しているデータをみると、妊娠している女性が歯周病になった場合、低体重児や早産のリスクが通常の7倍まで高まることがわかっているからです。
    その高い数字は、高齢出差・タバコ・アルコールよりも危険度が高くなっていることを示します。
    また、妊娠中の歯周病を放っておくと、産後に本格的な歯周病へと移行して治療が長期・複雑化する可能性も大いにあります。
    そういった後々の大きな問題につながりやすい歯周病は、妊娠時に歯医者で確実に治療・予防するようにしましょう。

  3. 産後は歯医者に通う時間が取りにくくなる
    「出産後に落ち着いてから歯医者に通おう」と思っている場合にも、注意が必要です。
    産後は体の変化も大きく、育児に追われて生活も不規則になり、歯医者に通うどころではなくなるケースが多いです。
    生活や体の状態が元に戻るまで、最低でも1年はかかると考えておいたほうが良いでしょう。
    そのため、歯の治療は「産後に済ませる」というよりも、「妊娠前に終わらせる」という意識を持つようにするのがオススメです。
    気づかないうちに病状が悪化する前に、産前から虫歯・歯周病予防を始めましょう!
  4. 生まれてくる赤ちゃんへの細菌感染を防ぐため
    生まれてきたばかりの赤ちゃんのお口の中には、虫歯や歯周病の原因になる細菌が存在しません。
    「それなのに、なぜ小さいうちから虫歯になる子がいるの?」と思うかもしれませんが、実は虫歯や歯周病などの細菌は、1歳半~2歳頃にいつも近くにいるママやパパから徐々に感染していきます。
    もちろん「口移し」や「キス」を避けても、いつも近くにいる親のお口の環境が悪い場合、自然に赤ちゃんのお口にも細菌が移ってしまうのです。
    そのため、赤ちゃんのお口の健康を守るためには、産前から歯医者で虫歯や歯周病菌を減らす必要があります。
    自宅でのブラッシングでは取り切れない汚れもあるので、虫歯や歯周病リスクの高い妊婦さんを初めとした同居しているご家族全員で一度歯医者に検診に来てくださいね。

 

一般的にベストな治療開始時期は、妊娠前です。

妊娠前に歯科健診を受けていただき、体調が安定しやすい妊娠中期までに必要な歯科治療を済ませるのが理想的です。

特に妊娠終期は、妊娠性歯肉炎の原因になる女性ホルモンが通常の月経時に比べて、約10倍-30倍増えるといわれています。

そのため、歯周病を発症しやすくなる中期-後期にかけてのケアが大切になるでしょう。

とはいえ、つわりや体調の変化によって歯医者に行ける時期には個人差があります。

妊娠中期を過ぎた受診であっても、検査をした上で、母体と赤ちゃんの健康を第一に考えた処置やフォローをいたします。

ご不安な場合には、一度健診にいらしてくださいね!

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もちろん当院でも健診できますので、体調が落ち着いてきた方は、ぜひ受診してみてください。(※当日は行政の健診内容に基づいて、健診のみで治療はおこないません。あらかじめご了承ください)

妊娠時は、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

とくに歯周病は、早産・低体重児につながる可能性もあるため、ご自身の体調と相談をしながら、治療しやすい妊娠中期を狙って歯医者で適切な治療や予防をすると良いでしょう。

また、つわりが重く歯医者での処置が難しい場合には、できる範囲のホームケアでお口の衛生状態を高めてみてください。

なにかと大変な妊娠期ではありますが、ご自身のお口の環境を整えることが、結果的に生まれてくる赤ちゃんのお口の健康につながるはずですよ!