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2018年3月 1日
虫歯

神経治療について患者さんによく聞かれる質問7選

患者さんによく聞かれる神経治療の代表的な7つの質問について、具体的にお答えしていきます!

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質問その1:治療期間中に腫れたり、痛みが出るのはなぜ?

歯の根の先は体の内部とつながっており、治療中には根の先が傷ついて細菌などが体内に入ることがあります。
そのため、人によっては体を守ろうとする力(免疫反応)が働いて、歯に違和感を感じたり歯肉が腫れるといった症状が出る場合もあるのです。

【症状が出る確率】(※日本歯内療法学会の歯内療法に関するQ&A参照)

  • 軽度な場合......根の治療をした約30-40%の人が、何らかの症状を訴える
  • 重度な場合......根の治療をした約数%の人が、ズキズキとした痛みや腫れを訴える

【症状が収まるまでの期間】
個人差はあるが、1週間ほどで自然に痛みや腫れが引くことが多い

【対処法】
重度の場合は、抗生物質や鎮痛剤などを処方されることが多い

質問その2:治療終了後に、かんだら痛みを感じた原因は?

神経の治療は、感染源を除去するために根の中をキレイに掃除する必要があります。
そのときに、歯の周りの神経にも刺激が加わるため、治療した歯の神経は除去されていても、一時的に痛みが出るケースもあるのです。

【症状が収まるまでの期間】
個人差はあるが、1週間~2週間ほどで自然に痛みが引くことが多い

【対処法】
経過観察:まずは、痛みがおさまるまで様子を見ることが多い
(痛みの強さによっては、鎮痛剤が処方される場合もある)

長期間時間をあけても痛みが治まらない場合は、再来院してもらって状態をチェック
場合によっては、再治療や抜歯になるケースもある

質問その3:治療の頻度は?

通常は、1週間に1回の頻度で治療を進めていきます。急な予定などがある場合には、予約の変更も可能ですので、一度お電話でご相談ください。


質問その4:治療に通う回数は?※

1歯あたりの治療に通う回数の目安は、以下のとおりです。(保険治療の場合)

  • 神経の除去~消毒してお薬を詰めるまで......早くて2~3回前後(状態によってはそれ以上かかるケースも大いにあり)
  • 土台からかぶせ物をいれるまで......2,3回前後

総治療回数は通常であれば、4-6回前後をみてもらえると良いでしょう。
※歯の状態やどの部位かによって、治療回数が大きく変わる場合があります。


質問その5:治療にかかる費用は?※

1歯あたりの治療費の目安は、以下のとおりです。(保険治療で3割負担の場合)

  • 初診で神経を取る場合は、2,000-4,000円前後
  • 再診で神経を取る場合は、1,500-3,000円前後
  • 根の消毒や清掃は、300円前後
  • 根の最終的なお薬やレントゲンは、800円-1,300円前後
  • 土台からかぶせ物に必要なのは、5,000-10,000円前後

総治療費は治療回数によっても変わるため、ハッキリとした金額はお伝えできませんが、通常であれば8,000-20,000円前後をみてもらえると良いでしょう。
※歯の状態やどの部位かによって、金額が大きく変わる場合があります。


質問その6:治療を途中でやめた場合のデメリットは?

神経治療を途中でやめてしまうと、患者さんにとって以下のようなデメリットが発生しやすくなります。

【根の治療から土台が入る前までの間に中断した場合】
根の治療中は細菌や食べカスなどが入らないように、削った歯の穴を仮のふたで一時的に防いでいます。
しかし、その状態で治療を中断して長期間(約2週間以上)放置してしまうと、仮のふたが取れてしまったり、ふたの隙間から細菌などが混入して、痛みや腫れを引き起こす原因になってしまう可能性が高いです。
また、根の掃除や消毒もやり直す必要が出てくるため、結果的に治療回数や費用が増えてしまうでしょう。

【土台が入ってから、かぶせ物をつけるまでの間に中断した場合】
土台は入っているけどかぶせ物が入っていないという状態で長期間治療を中断してしまうと、歯の足りないスペースに周囲の歯が寄ってきてしまいます。
そのため、治療中の歯と噛み合っていた歯が伸びてきたり、隣の歯が傾いてきたりして、かみ合わせのバランスが崩れてしまう危険があるでしょう。

また、仮歯(かりば)をつけたまま放置してしまうのも、要注意!

いくら歯が入ったとはいえ、仮歯はあくまでも仮の歯。あとで取れるように、簡単につけられているだけではなく、十分な強度や密閉性もありません。

そのままの状態で生活していると、割れ・すり減り・脱離・虫歯菌の侵入などによって、せっかくあと一歩で治療が終わる段階で、再び虫歯になってしまう可能性が高いです。

治療を中断して仮歯のままで過ごすのは、絶対にやめましょう!!

回数が多く、期間も長くなりがちな神経治療は、患者さんの通院負担が大きくてつらいですよね。

しかし、中途半端なままで治療を放置すると、あとで大きな問題に繋がってしまう危険があります。今までの時間やお金をムダにしないためにも、最後までしっかりと通院しましょう!

質問その7:再治療することはあるの?

残念ながら、再治療することはあります。

なぜなら、一度感染した複雑な根の中を清掃と消毒で無菌状態にするのは非常に難しく、根の先が溶けて細菌が住みついてしまった場合には、清掃だけで細菌を取り除ききれないからです。

そういった意味でどんなに正確な治療をしていても、一般的な神経治療の成功率は、約60~80%だといわれています。

また、神経治療が終了した歯を今後も長く使うためには、定期検診に通いながら再治療につながる様々な要因(虫歯、歯周病、歯ぎしり・食いしばりなど)を解消していく必要があるでしょう。

神経治療は期間も長く回数も多いので、患者さんの通院負担が大きいです。

そのため、「なぜ自分はこの治療をする必要があるのか」「治療をしないとどうなってしまうのか」ということをしっかり理解しておかないと、通うモチベーションが下がって、最後まで治療を終わらせる気力が保てなくなってしまうでしょう。

もちろん、治療に入る前は歯科医師からも処置内容の説明はしますが、疑問があったけど聞き逃してしまったというときには、この記事を読み返してみてください。

自分自身が受ける治療への意識を高めるだけで、余計な時間やお金を節約しながら歯の寿命を伸ばすことができるはずですよ!