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2017年12月13日
虫歯

歯医者で初期虫歯(C0)を治療する方法

「削らない治療といっても、歯医者でどんなことをするかわからないと不安だ!」と感じる人のために、C0の虫歯の一般的な処置内容を下記の表にまとめてみました。

名称どんなことをする?(効果、目的)具体的な処置内容
検査 レントゲンなどで虫歯の進行度を調べる。 虫歯が進行していなければ、特にドクターの処置はなく経過観察に!歯科衛生士の専門業務に移行。
スケーリングPMTC お口の清掃のプロである歯科衛生士が、虫歯のリスクを高めている部位を清掃して、初期虫歯が進行しないように処置をする。 歯科の機器を使って普段の歯ブラシでは取り切れない歯垢(しこう:粘着性の虫歯菌)や歯石(しせき:歯垢が固くなったもの)を取る。
フッ素

フッ素と呼ばれるペーストを歯に塗って、虫歯の予防効果を高める。

「主なフッ素の効果」
・虫歯菌によって溶けかけた歯の表面を元の状態に戻してくれる、再石灰化作用(さいせっかいかさよう)を高める

・歯が虫歯菌によって溶けにくくなるように、歯の表面にあるエナメル質を強化する

一般的には以下の2つの方法を使い分ける。

・丸めた綿、綿棒、歯ブラシなどで歯の1本1本にフッ素を塗る

・トレー(マウスピース)にフッ素を入れて口にくわえてもらい、上下のあごに分けて約3~4分間フッ素を浸透させる

ちなみに歯科医師・歯科衛生士は、高濃度フッ素(9,000ppm)の使用が認められています。

ブラッシング指導(TBI) プロのブラッシング指導で正しい歯の磨き方を身につけてもらい、患者さんのセルフケアの技術を高める。

「TBIの手順」
1.患者さんの磨き残しや普段使っているハブラシをチェック。

2.患者さん一人ひとりにあった歯ブラシや効果的な磨き方を指導。

シーラント ※お子さま向け
乳歯や生えたての永久歯の溝をシーラント剤(フッ素の配合されたプラスチックの材料)で覆い、虫歯になりやすい歯を守る。

「シーラントの手順」
1.シーラントをする歯の溝を清掃して汚れを取り除く。

2.シーラント剤がくっつきやすくなるように歯の溝にお薬を塗る。

3.シーラント剤を歯の溝に流し込む。

4.シーラント剤を特殊な光で固める。

※患者さんの状態によって治療内容は異なる場合があります。

基本的に初期虫歯は、歯を削ることもなくクリーニングがメインになるので、患者さんの負担は本当に少なくなるでしょう!

ですから、いわゆる歯を削る音が怖いという人は心配せずに、初期虫歯の治療に来院してくださいね。

DSC_0560.jpg

自宅でも簡単にできる3つの虫歯予防

患者さんの中には初期虫歯になっても、「とりあえず定期検診に通って歯の清掃を歯科衛生士に任せれば虫歯は進行しないだろう」と思っている人もいます。

しかし、初期虫歯を進行させないためには、患者さんの日々のセルフケアの積み重ねが重要になってくるのです。

初期虫歯への取り組みは歯医者がサブ、患者さん自身のケアがメインだという意識を忘れないようにしょう。

【それぞれの役割の違いを理解しよう】

ドクター 3ヶ月-6ヶ月に1回、定期検診で虫歯の進行度をチェック
衛生士 3ヶ月-6ヶ月に1回、定期検診で歯ブラシでは取り切れない汚れを除去
患者さん 毎日の歯磨きで、虫歯の原因になる歯垢がたまらないように清掃する

では次に、特におすすめな自宅での虫歯予防の方法を3つご紹介します。

絶対にやらなければいけないわけではありませんが、生活に取り入れるだけで虫歯のリスクを下げられるものばかりなので、ぜひ試してみてくださいね!

1.基本の歯磨き!1回5分で虫歯レス

歯磨きの方法は、定期検診で歯科衛生士からも指導がありますが、自宅で磨く場合には時間にも気を配ってみましょう。

右上1分・右下1分・左下1分・左上1分・前歯1分と各セクションを1分ずつは磨くようにしてトータルで5分は歯磨きをすれば、十分に歯を綺麗に保つことができます。

2.歯と歯の間の虫歯予防にはデンタルフロス

歯と歯の間の歯垢は、歯ブラシだけで除去することができません。

毎食後にフロスを使うのは難しいかもしれませんが、寝る前の歯磨きのときにはフロスを使って、歯と歯の間も清掃するようにしましょう。

3.世界にも認められている※フッ素の力を利用する

フッ素は自宅でも利用が可能です。フッ素ジェルや歯磨き粉に含まれているフッ素の濃度をチェックしてみてくださいね。

うがいができないお子さんは500ppmくらいのもの、うがいができるお子さんや大人は950ppmのものが良いでしょう。

ちなみにフッ素を塗布した後は、うがいをしすぎないようにすることで効果を高められます。

※半世紀以上にわたるフッ素の有効性・安全性に関する研究結果によって、専門機関であるWHO(世界保健機関)やFDI(世界歯科連盟)などもフッ素の利用を世界的に推奨しています。

初期虫歯から歯を救うためには、定期検診に通うことが重要です。

歯医者に通って虫歯になりたての歯を早期発見・予防することで、虫歯を削る必要もなくなり、処置内容・費用・通院頻度など、患者さんにとっての負担を減らすことができます。

また、日々のセルフケアでも歯を磨く時間・フロス・フッ素を意識することで、より虫歯が進行するリスクを下げられるでしょう。

おじいちゃんやおばあちゃんになっても、自分の歯でおいしく食べることを楽しむために、虫歯予防への意識をこれまで以上に高めてくださいね。